高周波式ハイパー
サーミアシステム
アスクーフ8
あきらめないでほしい─そんな願いから誕生した悪性腫瘍治療装置です。
アスクーフ8は、高周波電流を患部に通すことで悪性腫瘍を治療します。単体使用、化学療法との併用、放射線療法との併用において治療ができる装置です。
メディカル事業部は、「がん治療を諦めないで欲しい」という願いを胸に、高周波電流を用いたがん治療装置「アスクーフ8」の開発と販売を行っています。技術力と献身的な取り組みで、患者の希望を具現化し、がんと闘う人々を支えています。
あきらめないでほしい─そんな願いから誕生した悪性腫瘍治療装置です。
アスクーフ8は、高周波電流を患部に通すことで悪性腫瘍を治療します。単体使用、化学療法との併用、放射線療法との併用において治療ができる装置です。
熱の力を用いた癌治療の歴史は古く、医学の父ヒポクラテス(古代ギリシャ、紀元前460~370年)まで遡る事ができます。医療の世界に於いては熱で癌を治療できる可能性が古代ギリシャの時代から既に示唆されてきました。しかし、深部体温を確実に昇温させ癌組織を死滅させる事は難しく、近代医療で確かなサイエンスとエビデンスに基づいた医療技術として採用されるのが1984年の京都大学の故菅原努先生のグループと民間企業との共同研究の成果まで待つことになります。
がんの克服を目指す英知と情熱にあふれた多くのドクターによって、高周波式ハイパーサーミアシステムを活用したいくつかの新たな治療技術が模索されています。
1.加温療法単体でも悪性腫瘍に対する治療が行えます。
2.化学療法との併用でも治療が行えます。
3.放射線療法との併用でも治療が行えます。
成人の身体の約65%は水でできております。水は酸素原子1個と水素原子2個の共有結合でできておりますが、水素分子が約105度で結合しているために永久極性分子となっており、、水分子単体でも電位差があります。そのため、対極電極に極性の変わる交流電流を流すと水の分子が電極の極性変化に依って振動をします。周波数を上げると水分子の振動が追随できなくなりますが、その分のエネルギーが誘電加熱となり、細胞内外の分子自体が発熱します。
アスクーフ8は高周波電流の散逸を極力抑える事に配慮しています。そのため、高周波電流が電極間に集中し、均一な分布を実現しています。また、冷却水回路の工夫により安定した冷却特性になっているため、加温特性の安定を実現しています。
アスクーフ8には、7~30cmまで6種類の冷却パッド付き高周波電極が2個ずつ付属されます。深在部や浅在部、表在部、あるいは下図の各部位の条件に従い、冷却パッド付き高周波電極のサイズを組み合わせることで、眼球・脳以外の部位の治療が可能です。
アスクーフ8は患者さんと医療に携わる皆さんの負担を軽減する配慮から、患者さんの乗り降りの際のベッドの高さを低くしております。また、横方向治療時のベッドの嵩上げ作業が不要です。
アスクーフ8の冷却パッドは、患者さんの肌に密着しやすい軟質シリコンを採用しています。また、2個の冷却パッドの循環水はそれぞれ独立した温度制御方式を採用しています。
アスクーフ8は電極の伸長の際に、圧力センサーとサーボトルクで押しつけ圧力の管理を行っています。
アスクーフ8はガントリーの幅をできるだけ大きくし、さらに、ガントリー内壁にアルミ製のシールド板を取り付けることで、高周波の漏れ対策を行っています。
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